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2009.01.25【未分類】
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今回の麺紀行は、その神橋の袂。東照宮の近く、日光金谷ホテルの入り口にでんと構えている大きな館の中にあるお蕎麦屋さん「神橋庵」。大きな寺社のような建物そのものが文化財で、内外に日光彫の装飾が施してある。所有者の日光物産商会のホームページによると、元々は日光金谷ホテルが経営していたらしい。
日光の名物と言えば、「ゆば」(湯波)。観光ガイドや、ホームページによると「ゆばそば」も名物のひとつである。今回も実は事前にチェックし、是非その名物の「ゆばそば」を食べようということを決めていた。しかし、現地に行くとあまりにもお店の選択肢が有りすぎて、迷ってしまい、単にその後見学に訪れる予定だった東照宮に近いという理由でその店に決めた。
店に入ったのは正午を少し回ったくらい。平日ということもあって、それほど混んではいなかった。店は程よく古びた感じで、隣のお土産屋さんとは続きになっていて、お土産を物色する観光客や、2階のレストランへの古風な階段も眺められるので、楽しい。大きな旅館の中の一角にあるお蕎麦屋さんという風情だ。
注文はもちろん「ゆばそば」。生ゆばがそばに乗っているだけのシンプルなもの。一見すると、錦糸玉子が乗っているようにも思える。しかし、シンプルが故に美味しい。生ゆばは、そばの硬さほどではないにしろ、きゅっとした適度な歯ごたえで、それ単体でも、そばと絡めても楽しめる。噛んでいるうちに、なんとも言えないコクが広がる。あっさりしているけど、脂が乗っているというような感じ。
「ゆばそば」は、1,050円。観光地だから少し高めだけれど、日光に行ったからには是非食べておきたい一品だ。温かい「ゆばそば」も、また「ゆばうどん」もある。ユニークなのは「ゆばラーメン」。そばを食べた後にはキツイので、遠慮しておいたが、一度体験してみたい。案外イケルのではないかと思った。日光の地ビール(682円)もある。
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